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声を使う仕事をする人にとって、アクセントとイントネーションは、言葉を正しく伝えて気持ちを表現するための基本的な部分です。アクセントを間違えると言葉の意味は別のものに変わってしまいますし、イントネーション次第で相手への言葉の伝わり方(感情面)が大きく違ってきます。

声優を目指すための表現力を身に付けるためにも、基礎的なトレーニングの一部としてしっかりと土台を固めておきましょう。

アクセントの練習

日本語には同じような読み方をする言葉が多く、アクセントをどこに置くかによって言葉の意味がガラリと変わります。声に関わる仕事にとって、言葉の意味を正確に伝えることは基本中の基本です。日頃から意識して話すことで、メリハリのある豊かな表現が可能になるので、標準語のアクセントをきちんと身につけておきましょう。

  • 「橋(は)」⇔「箸(し)」
  • 「雨(め)」⇔「飴(あ)」
  • 「自身(しん)」⇔「地震(じしん)」
  • 「園長(んちょう)」⇔「延長(えんちょう)」
  • 「「人気(にんき)」⇔「任期(んき)」⇔「不人気(ふんき)」

紹介したらキリがないほど、間違えやすいアクセントは数多くあります。ネットでもアクセントについて紹介している以下のようなサイトが参考になると思います。

もっとガッツリ勉強したい方は、練習用としてアクセント辞典を1冊購入してみるのもいいかもしれません。

イントネーションの練習

「喜怒哀楽」を表現したり、「大人と子供」を演じ分けるときに欠かせないのがイントネーションの使い方です。基本的には、言葉の語尾を上げる「昇調(しょうちょう)」と、言葉の語尾を下げる「降調(こうちょう)」に分けられます。

「喜怒哀楽」のイントネーション

「ありがとう」という言葉を例にして表現すると以下のような感じです。

  • :「あがとう」⇒「り」を高く上げるイメージ
  • :「ありがとう」⇒ 全体的に声が低く、抑揚がない
  • :「ありがとう」⇒「とう」を上げて、哀願するイメージ
  • :「あがとう」⇒ 喜の表現よりも少し早口で

「大人と子供」を演じ分けるイントネーション

基本的には、子供の場合は語尾を上げ(昇調)、大人の場合は語尾を下げる(降調)傾向があります。例えば「何してるの、楽しそうだね」というセリフの場合、以下のような感じになります。

  • 大人:「なにしてる、たのしそうだ」⇒ 語尾を下げて落ち着いた印象で演じる
  • 子供:「なにしてる、たのしそうだ」⇒ 語尾を上げて豊かな表情を演じる

大人のセリフの場合、句読点の間隔を取ると演じやすいです。逆に子供のセリフの場合は、間を短くすると子供っぽい声で演じやすくなります。トレーニング用として様々なシチュエーションの読み物(ドラマCDなど)を用意して、イントネーションで表現を自在に操れるように特訓してみてください。


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